• ホーム
  • HIVへの感染率とエイズ発症率

HIVへの感染率とエイズ発症率

HIVやエイズは、現代医学でも完全に治療ができるわけではありません。エイズは発症してしまうと回復することができなくなってしまう病気であるため、現代でもその研究が続いている状況にあります。治療法の確立だけではなく、どういった経緯で発生したのかという起源も実は明確ではありません。最も有力であると考えられているのが、チンパンジーです。1930年代ごろに、チンパンジーにHIVの感染歴が存在していますので、何らかの経緯があって結果的にそれが人間に移ったと考えられています。例えば、元々サルが感染していたものをチンパンジーが食べて、さらにそのチンパンジーを人間が食べたことによって連鎖的に感染したと考えるのが有力な説となっています。ただ、あくまでも説ですので起源が確定的になっているわけではありません。HIVは、元々ウイルスの名称であるためこれに感染することですぐに病気を発症するわけではないということを理解しなくてはいけません。エイズは、このHIVに感染した人が発症する病気であるため、この違いはとても大切です。従来までは、HIVに感染するとエイズを将来的に必ず発症させてしまいましたので、死亡率も高くなっていました。ただ、誤解をしてはいけないのはエイズの死亡率そのものに関しては年々下がってきている傾向があることです。これは、エイズを発症するのを遅らせる専用の薬が開発されているからに他なりません。ウイルスの働きを遅らせることで、結果的に発症率と死亡率を大幅に小さくできていますのでその点の心配は徐々になくなってきています。これに関して勘違いが多い傾向があるため正しい理解が必要だといえますが、他の性病と違い、HIVそのものは実は感染率が非常に低く、普通の避妊対策を行っておけば、ほぼ確実に感染を防ぐことができます。しかも、人から人に移るときには同性間の性行為がほとんどであるというデータも存在するくらいで、実は異性間同士の性交渉ではHIVをもらわない可能性が高いです。普通の避妊対策を行うことで、対策は十分であるといえます。具体的な数値をみても、HIVの感染率が特に高いアブノーマルな性交渉を行ったとしても1%未満だと考えられています。重い病気や死亡率の高さから間違った認識がまかり通っていますが、実は世間で述べられているほど回避が難しい病気ではありません。この点を理解しておけば、HIVへの未然の対策は比較的容易に実現できます。